2011年8月19日
7月鱧(ハモ)
京料理の代表的な食材として有名な魚。7月にかけて旬を迎えます。
夏場の鱧は程よく脂がのっており美味。
生命力も強く皮膚呼吸が出来るので、なんと一日程度なら水がなくても生きていられます。
そのため、内陸部に活魚として届けることが出来、大変重宝されました。
鋭い歯を持ち、それで餌を「咬(かむ)」「食む(はむ)」ことから、その名がついたという説があります。
小骨は多いですがその身は美味。
京の女性に肌がきれいな方が多いのは、鱧を食す食文化があるからでは、と言われるように、
皮膚の老化防止が期待されるコンドロイチンを豊富に含んでいます。
コンドロイチンは、皮膚だけでなく、髪の毛、靭帯や関節などを丈夫にする効果もあるとか。
また、たんぱく質やビタミンAも豊富。皮膚や粘膜の強化、免疫力の向上にも効果があると言われています。そのほかにも、ビタミンDやカルシウムが骨や歯などを強くする働きがあるようです。
まさに美容と健康に最適な旬の魚です。